2010年8月23日　オバサンの誇り

昨日・今日と、実は試験を受けてきた。

なぜか今更採用試験。ふと思い立って（ふと思い立つな）。

１日目が小論文、ピアノ、鉄棒。

２日目が個人面接（模擬授業含む）、課題討論。

昔（同期は今年20年次研修だそうだよ！20年前だ）受けた頃は、

何が何でも誰もがみんな（経験者だろうとなんだろうと）

一次の学科から全部受け直しだった。

そして、体育実技も音楽実技ももりだくさんあった。

体育は、水泳50メートル、鉄棒は逆上がり・腕立て前転、腕立て後転、

縄跳びを5分間跳び続け、マットで側転をやって、なんか他にもやったかな？

なんかいろいろやった。

でも今は経験者は一次免除だし、体育実技も鉄棒の逆上がりと腕立て後転だけ。

楽だ。。。

そして、やることが少ない分、待ち時間が長かった・・・

 

でも、勤務校で体育の時間に鉄棒をやる日があったので、

軽くできるだろうけど念のため事前にやっておこう、と思って腕立て後転をやってみたら、

落ちたんだよ(；一_一)

生まれて初めて。

鉄棒得意だったのに。

さすが握力が衰えて体重が増えてるだけあるよね。

それで、握力を鍛えるために、

こころが100均で買ったトレーニング器でトレーニングしたんだ。

そして当日は（鉄棒だけ）完璧だった！

しかも一回振りだよ！すご～い！＞自分

ピアノがボッロボロだったことは、深くは言うまい。

 

2日目の行きの電車の中に受験生の母らしき女性がいた。

なぜ受験生の母だとわかったかというと、

わたしのすぐ後ろに立ち、で～～っかい声で話していたからだ。

「○○（娘の名前らしい）が今日採用試験なんだけどさ～

鉄棒の試験とかあんのよ～～

年齢制限が上がって40代50代のオバサンも受けるらしいんだけどさ～

オバサンじゃ鉄棒とかできないよねぇ～アハハハハ・・・」

と。

オバサン鉄棒完璧でしたけど何か？

だよ(笑)

オバサンは、今の若い子より子どもの頃鉄棒やりまくってるんだから、

意外と得意なんだよ。体重を支える握力さえあれば。

 

個人面接では、複数の面接官が繰り返し（ホントに何度も繰り返し！）

「今は若い教員が増えて保護者との関係が難しくなっているので、

あなたに求めるものは即戦力として・・・云々かんぬん・・・」

と言っていた。

面接官は管理職達なので、

「校長先生・・・御苦労されているんですね・・・」

と思いながら聞く。

模擬授業は昔はなかったので緊張した。

経験者だから、ここは一番ヘマできないところだし。

まぁヘマはなかったとは思うけど。ご指導は素直に聞いておく(笑)

 

で。

まぁ・・・受かる気はさらさらしていない。

皆「絶対受かるよ」と言ってくれるけど、

昔何度も落ちてるから、落ち慣れてるっつうかね・・・。

ふと思い立って受けて受かるもん・・・なのかもしれないらしいんだけど、今は。

でも受かる気はしない、全っ然。

 

でもね！久しぶりの緊張感で、嫌だったけど楽しかった。

そうそう味わえないこの緊張感を、今日は楽しもうと思った。

そして、鉄棒が完璧にできたことは、オバサンの誇りだよ！（なぜかそこが重要）